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換気と加湿 同時は難しい

time 2021/03/18

換気と加湿 同時は難しい

 
厚生労働省の「職場における新型コロナウイルス感染症への感染予防及び健康管理について」という文書があります。

これです。

職場における新型コロナウイルス感染症への感染予防及び健康管理について
https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/000698986.pdf

 
この別添4に、商業施設の管理者に向けた「冬場の換気の仕方」が書かれています。(pdfのページ数で言うと21ページ)

・居室の温度および相対湿度を18℃以上かつ40%以上に維持できる範囲内で、暖房器具を使用※しながら、一方向の窓を常時開けて、連続的に換気を行うこと。
※ 加湿器を併用することも有効です。
・居室の温度および相対湿度を18℃以上かつ40%以上に維持しようとすると、窓を十分に開けられない場合は、窓からの換気と併せて、可搬式の空気清浄機を併用すること。

 
相対湿度というのが聞きなれない言葉ですが、要はわれわれが普段使う言葉の意味での「湿度」とお思いください。

気温が低いと湿度が下がりますので、窓を開けているとどうしてもその空間の気温が上がりにくく、当社の経験から言いますと、加湿器を少々使ったとしても40%以上にするのはかなり難しいと思います。

解決方法としては、なんのウルトラCもありませんが、加湿器を複数台(たくさん)配置すること、また、上記の厚労省の文言にもありますように、窓を開けることの代替手段として空気清浄機を置くことで、気温が下がりませんので、湿度も下がりにくくなるはずです。
気になる点としては、空気清浄機が本当に窓全開の代替手段となりうるのかどうか、です。
まあ、窓を開けても無風だったら空気が流れませんので、その意味では一緒かなとも思いますが、実際のところは、当社にはよく分かりません。

少なくとも、空気清浄機がご機嫌よく新型コロナウイルスをガンガン吸い込んでくれるわけではありませんが、一定程度、ホコリやウイルスを吸い込んでくれることはしてくれますので、その意味では、空気清浄機も複数台(たくさん)を設置することで、一定程度、役割を果たしてくれるのではないかと思います。

結論としては、加湿器も空気清浄機も複数台(たくさん)設置することで、湿度40%以上を確保するという力業(ちからわざ)が間違いのないところです。

 
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