近年、季節の移り変わりが急速になっています。
今年も12月に入った途端、それまでの過ごしやすい気候から一変。冬らしい寒さがやってきました。
空調設備を導入している学校様では、教室の暖房を用いる機会も増えているのではないでしょうか。いまだコロナウイルスとのお付き合いが続いており、教室の換気もする必要がある中では、暖房の存在は冬の大きな味方です。
ただ気になることも少し。
それは、そうです、湿度です。
暖房は空気を温めてくれる優れものですが、上げてくれるのは空気の温度だけです。気温が低くて湿度が下がっている状態から空気だけを温めている、という状況なわけですから、湿度は低いまま、乾燥してしまいます。
そこで活躍するのが加湿器です。
湿度を適切に保ち室内環境を整えようと、すでに加湿器を導入している学校様もあります。
エアコンと併せて全教室に加湿器を導入 乾燥を防ぎ室内環境の改善に
https://www.kyoiku-press.com/post-208798/
ただ、効果的な加湿が難しいケースもありそうな点が気掛かりです。
特に先述のように、換気が必要とされ窓を開けている状態が長い場合、せっかく加湿器を稼働させていても、潤った空気は外に逃げてしまいます。すると湿度は上がらず、せっかく導入した加湿器も本領を発揮できないかも。。。
解決策としては、実にシンプルです。
まず1つ目の解決策は、窓を閉める時間を設けること。
加湿された空気が逃げていかないようにすれば、適切な湿度の環境を作り出せます。常に窓を開けておくのではなく、閉めることで乾燥を防ぐ。少し時間が経ったらちょっと換気して、また窓を閉めて乾燥対策。窓のこまめな開け閉めで換気と加湿を両立できそうです。
2つ目の解決策は、加湿器を複数台設置すること。
加湿する力を倍増させることで、換気に負けないように、より効率良くパワフルに湿度を上げようという狙いです。
また、実際の教室をイメージしてみると、加湿器を設置した箇所に近いか遠いかで、ほんの少しかもしれませんが、湿度に差が出る可能性があります。教室内をまんべんなく、しっかりと加湿できるように複数の加湿器を導入するのは効果的と言えます。
3つ目の解決策、と言いますかそもそものお話で、活発に動き回る子供たちが発散する汗という名の水蒸気で多少なりとも湿度が上がるのでは・・・?という考えもよぎったのですが、これは秘密にしておこうと思います(笑)
子供たちが寒さに負けず、乾燥にも負けず、快適な室内環境で学校生活を送るためのアシスタント・加湿器。今年の冬も重要な役割を担いそうです。