竹を切る時、使うべき道具は、その太さによって異なります。
草刈り機か電動のこぎりか
直径1cmやそれ以下の、ぱっと見「めちゃくちゃ細い」竹であれば、草刈り機(少々の枝が切れるタイプ)で事足ります。本数が多い場合などは、とくに草刈り機が活躍します。
直径2cmかそれ以上の太さであれば、電動のこぎりを使った方がいいですね。草刈り機(少々の枝が切れるタイプ)でも切ることはできますが、1本1本に時間がかかるため、本数が多い場合は適しません。電動のこぎりがない場合は、パワーは劣りますが電動トリマーでも代用できます。
竹を切る時に重要なこと
さて、電動のこぎりにせよ、草刈り機にせよ、竹を切る時には重要なポイントがあります。
これは、根っこを掘り起こして除去するという前提のお話です。
ご承知のように、竹は地下茎であり、土の中でビッシリと根が敷き詰められ、その根から竹が生えています。つまり、1本1本の根を掘り起こすのではなく、一続きになっているものを掘り起こすことになります。
この時、電動のこぎりで竹を切る時、根本付近を切らずに、膝の高さくらいの位置で切ってほしいのです。地下茎を掘り起こす時に、その竹を手で持ってグッと引っ張ることができるからです。きっちり根本付近で切ってしまいますと、手で持つところがなくなるため、かなり屈(かが)まなければならず、すぐに腰に来ます。
竹の根は強敵です。相手は本気です。本数が多ければ多いほど、地下茎もビッシリです。
だからこそ、ちょっとしたことなのですが、手で持つぶんを残しておくと、驚くほど作業がはかどります。おためしください。