オフィスのクーラーが壊れた!!
ガーーーン!(꒪ꇴ꒪〣)
となった時、当社の経験では、代用できるのは大型の扇風機のみです。
そして、すぐに電気屋さんやオフィスの管理会社に連絡して、エアコンの修理を要請します。
エアコンが復旧するまで大型扇風機でしのぐ。
これが唯一の方法です。
当社が大型の扇風機のレンタルを行っているからPRで言っているわけではなく、他の代用の手段とされているものがどれも「帯に短し-」なのです。といっても大型の扇風機で代用が可能というわけではなく、他のものよりは有効というものです。もっと言うと、エアコンの能力が高く、それに代替するものはないのですが、使うとすれば大型扇風機です。
代用 ×に近い△「冷風機」
冷風機はこういうものです。
おそらく、駅の改札のところなどで、ご覧になったことがあると思います。
スポットクーラーとも呼ばれていまして、名前を見るととても冷やしてくれそうな気がします。
しかし、スポットとあるように、空間の温度を下げるものではなく、局所的にかなり小さな範囲に冷気を送ることがその能力で、管から出てくる冷たい風に顔や首を当てるととても気持ちがいいという具合です。
それでも、冷気は出しますので、台数を増やすことでオフィス内の気温を少しだけ下げてくれますが、業務用の冷風機はとても大きく、重さも約40kg~です。それをオフィス内に2台、3台と置くのは、圧迫感があり過ぎます。(狭い空間であれば台数は要らないと思います)
また、最大の問題は熱を排出するための配管が必要になる点です。エアコンに室外機があるのと同じです。
オフィス空間で熱排出のための配管を外に向けて延ばすのは物理的に不可能であるため、用いることができません。
代用 ×「冷風扇」
あまり馴染みがないかもしれませんが、冷風扇は、「ちょっとだけ冷たい風を出す、風量の弱い扇風機」です。
オフィス空間を冷やす力もなければ、風の勢いも弱いため、扇風機の代わりにもならず、有効ではありません。
やはり、台数を多く設置して、たとえば、一人当たり2台を自分のほうに向かって風を出すという使い方をすれば幾分は涼しくなりますが、大量の台数が必要になりますし、冷風扇に囲まれる状態で仕事になりません。
代用 △「サーキュレーター」
サーキュレーターは、扇風機と比べて風を直線的に送る能力が高いため、オフィス内の空気を循環させる(空気をかき混ぜる)ことができます。窓からの風の通しを良くしてくれますので少し涼しく感じられます。
ですが、クーラーが壊れたオフィス内はめちゃくちゃ暑いため、「めちゃくちゃ暑いけど、風通しがよくなったね」に変わるだけで、クーラーの代用にはならず、少しだけ体感の涼しさがアップするくらいに思っていただくのが賢明です。
あと、サーキュレーターは稼働音が大きいため、複数台や大きなものを用いると、仕事がしづらくなる可能性があります。
代用 △「大型扇風機」
大型の扇風機です。
家庭用の扇風機と比べて、風量が大きく、その風にあたることで涼しさを感じることができ、また、その風でオフィス内の空気を循環させる(空気をかき混ぜる)ことができ、窓からの風の通しを良くしてくれます。
もちろん、クーラーのように冷たい風を出してくれるわけではありませんので、根本的な解決にはなりませんが、それでも、上記の冷風機よりも現実的で、冷風扇よりも能力が高く、サーキュレーターよりも涼しさが増すという点で、最も効果的&現実的に涼を取る手段になり得ます。
エアコンが復旧するまで、大型の扇風機でしのぐのが最もよい施策であると思います。
最後に番外編として、
代用 ○ ただし現実的でない「窓のエアコン」
窓のエアコン、またはウィンドウエアコン。窓を開けてそこに設置する簡易型のクーラーです。
オフィスのクーラーよりも冷やす能力はかなり落ちますが、それでも冷やしてくれますので、たとえばオフィスに2台設置すれば、今回取り上げたものの中では、最も有効で、オフィスのクーラーの代用になり得ます。
しかし、弱点があります。
購入する場合、1台あたり軽く40,000円以上しますし、設置代で1~2万円かかります。(自分でやればタダですが)
また、窓に設置するため窓が常に空いた状態になりますので、オフィスとしては問題があります。また、使用後、取り外すときにも取り外し代が発生し、それを一体どこに保管しておくんだという問題も発生します。
レンタルする場合でも、設置代や取り外し代が発生し、窓が開いた状態になる問題は残ります。ただし購入するよりは安価で済みます。
オフィスで、期間を限定して使用するものとしては、無理がありすぎるのです。そもそも、オフィスビルによっては設置を禁止しているところもあります。(と言いますか、原則だめだと思います)
こういったことから、結論としては、
エアコンが復旧するまで大型扇風機でしのぐ。
これがもっとも現実的な、唯一の方法です。
なお、これは当社の経験を元にした見解であり、お客様のオフィス環境(広さや建物の作り、オフィス内の人数など)によって、効果的な涼の取り方は変わってくると思いますので(それでも、冷風機と冷風扇は使えないと思います)、環境に応じて、適宜、製品を入手してください。