当社がレンタルしているマキタ(Makita)製の電動ハンマー SDS・マックスの使用時における、手の保護についてお伝えします。
取扱説明書には、「耳栓、耳覆(イヤマフ)など、防音用保護具を着用してください」とありますが、畑を耕したり、根を掘り起こす用途であれば、音はかなり小さいため防音保護具は必要ないのかなと感じます。
いっぽうで、いわゆる「はつり(コンクリートを削る)」で用いる場合、そこそこ大きな音がしますので、防音保護具があったほうがいいと思います。
また、コンクリートの破片が飛びますので、長袖着用の上、あまり顔を近づけないほうが無難です。
「あまり顔を近づけないほうが」と言っても、電動ハンマーにブルポイントやスコップを差し込んだ長さが約75cmくらいでそこそこ短いため、わりと前かがみになって使用することになります。そうすると、そんなに顔を遠くに離して使うということも難しいですので、念には念をという意味では、何か顔を保護するものを着用するのも一考かなと思います。
私が大学生の頃、短期アルバイトで神戸の橋の中に入り込んでコンクリをはつったことがありましたが、そのときは何もつけずにやっていましたね。よく怪我をしなかったなあと、いやはや若さ(未熟さ)のなせるわざです。
そういえば、街中でみかける住宅の工事や土木工事で、はつっている職人さんを見ていますと、どなたも保護具は着用してないですね。慣れの問題もあるかもしれませんが、危険だなあと思います。でも、何も保護具をつけずにはつっている姿はかっこよさもありますね。