先日、大型扇風機を熱中症対策用に用いたいというお客様から、ご質問をいただきました。
皆様にご参考いただける内容ですので、シェアしたいと思います。
質問
3台お願いしたいと思っています。
部屋の広さが700㎡で、そこに35名と人数分のコンピューターが入ります。毎年、夏場になると、かなり蒸し暑く、熱中症対策を考えねばと思っています。
大型扇風機を設置した場合、どれほど効果がありますか?
また、騒音はどれほどありますか?
700㎡の空間に3台ですと、騒音は気にならない水準です。
効果について、扇風機は、「風が起きる・空気が大きく動く」という面で涼しさを感じることができますが、室内の空気と同じ温度の風を発生させることになりますので、室内自体が厳しい暑さですと、扇風機で風を発生させても「扇風機がないよりはいいかな」程度に留まります。
冷房を効かせたうえで扇風機を用いることで、暑くない空気が大きく動くため、体感的にかなり涼しく感じます。
気になる点として、700㎡のお部屋に35名、そして人数分のパソコンを設置するとなると、かなり密集しており、人の熱気とパソコンの熱で、冷房もよほど大きなものが複数台ないと、あまり効かないのではないかと危惧します。
これらを踏まえますと、
4月から5月の中旬ぐらいまででしたら、大型扇風機3台で十分、涼をお取りいただけます。
6月の梅雨の時期以降は、冷房機器を確保していただいたうえで、扇風機をプラスアルファでお使いいただくのが賢明です。
もし、会議室の冷房機能が弱い場合は、スポットエアコンや冷風機と呼ばれる、いわゆるポータブルの冷房器具を使うことも一考です。(弊社では対応していませんが、しかしかなり高いため、費用感が現実的ではないかもしれません)
翻って、まったく異なる角度ですが、35名をひとところに集めずに、たとえば、研修の講師の方が、ウェブ上で動画・音声を用いて話をし(いわゆる動画の生中継です)、それを、40名それぞれが、それぞれの場所で閲覧する遠隔の形でもよいのかなと感じます。
(このあたりのことも、弊社ではお話させていただけます。)
いずれにしても、4月から5月中旬までの気温が上がらない期間は、扇風機3台を有効にお使いいただけます。