昨日、ヘッジトリマー(剪定バリカン)のご利用のことで、お客様とお話。
お客様「充電式とエンジン式があるけど、どちらがいいですかね?」
という、とても大切なご質問をいただきました。
当社のヘッジトリマー取り扱いの経験から言いますと、両者にそれぞれの特性がありますので、どちらかお好みのほうをお選びいただければという前提で、家の生垣を剪定する目的であれば、充電式で良いかなと思います。
使い勝手を考えると、馬力と連続稼働時間、それから重量に注目していただくと良いのではないかと思います。
(細かい仕様のことは端折ります)
・1分あたり、刃(ブレード)が4000回動く
・混合オイルを入れることでずっと使っていられる
・燃料の重さを含め、重量が4.5kg~5.0kg
・1分あたり、刃(ブレード)が1500回動く
・連続2時間稼働。その後充電は35分。
・充電池の重さを含め、重量が3.5kg
馬力については、エンジン式のほうが充電式の2倍、刃(ブレード)がウィンウィンと動きます。これを「刈る力が2倍」と捉えるのが正しいかは分かりませんが、いずれにしても、刃(ブレード)の動く回数は2倍です。
これだけ見ると、エンジン式のほうが明らかに良いのですが、家の生垣の剪定であれば、充電式の2000回/分でも十分すぎるくらいで、感覚的には、充電式で十分で、エンジン式はその斜め上を行くパワーです。
連続稼働時間については、エンジン式は混合オイルを使いますので、補充し続ければ連続稼働時間に際限はなくずっと使用し続けることができます。充電式の場合は、2時間使ったら35分充電する必要があります。
エンジン式のほうが絶対に便利です。「あっ、充電が切れちゃった」ということになりません。
いっぽうで、現実的に2時間ずっと使い続けることは考えづらいことから(充電が切れる前に、体が先にしんどくなります)、休憩している時に充電すれば十分かなとも思います。また、下記の重量のこととの兼ね合いから、重量のことを考えると充電式でも良いのかなと思います。
重量については、充電式の方が1kg~1.5kg軽くなっていて、ざっくり大きなペットボトル1本分の重さの違いがあり、腕の疲れがだいぶ違います。
上述したように、馬力は目的達成(生垣を剪定する)の用途として違いはありませんので、連続稼働時間を取るか、軽さを取るか、考えるべきはここだと思います。
お客様が刈ろうとしている生垣の長さ(大きさ)にもよりますし、お客様が紳士か淑女かにも、力持ちかどうか(筋力が大きいかどうか)にもよると思いますが、私個人としては、馬力も連続稼働時間も影響はないように感じるため、1kg~1.5kg軽い充電式のほうが体に優しくて良いのではないかと思います。
当社のヘッジトリマーは充電式ですが、だから充電式が良いとお伝えしているわけではなく、私も畑を作る人(主に土壌担当ですが)の立場として、体への負担軽減は大切だなと思い(特に夏。キツい。。。)、お伝えいたしました。