空気清浄機はその名の通り、空気を清浄してくれる機械です。
けれど、どれくらいキレイにしてくれているのか、目で確認すること、空気を吸って実感することはなかなか難しいですよね。そもそも、空気の汚れってどのようなことを指すのでしょうか?そんなことを考えながらも、病院などの公共施設で空気清浄機が稼働していると、なんとなく安心したり。
そんなどこかふんわりとした印象の空気清浄機について、実際の効果など使うことのメリットを探ってみたいと思います。
空気清浄機のいま
大手家電ショップの空気清浄機売り場をのぞくと、加湿や除湿機能付きのものやアロマ機能がついたもの、最近では蚊の習性を利用した蚊取り機能付きのものまで、さまざまな商品が発売されていて、一家に一台とまではいかなくても家庭で使用している人は年々増加。花粉・ハウスダスト対策やウイルスや菌の抑制などの効果を期待する人が増えていることがうかがえます。
実際どんな効果がある?
空気清浄機に期待できる効果は、大きく分けて4つ。
「花粉・ハウスダス対策」「ウイルス・菌の抑制」
「におい対策」「空気の循環」
そして、加湿機能がついている機種も多いので「加湿」の効果も加えつつ、体験談を交えながら検証してみようと思います。
まずは、「花粉・ハウスダスト対策」。
冒頭で、なかなか目に見えて効果を実感できないといいましたが、実はこれは目に見えて効果を確認できるんです!
どんな時に確認できるかというと、フィルター掃除の時。我が家では、カバーを開けるとフィルターにホコリがびっしり。掃除機だけでは間に合わない空気中のホコリをしっかり集めてくれているんだなと、フィルターを洗いながら実感しています。
次に「ウイルス・菌の抑制」。
ウイルス自体は目に見えないので、日常的に使用する中で実感することは、正直なところ、少ないです。しかし機種によっては、浮遊ウイルスの作用抑制効果が期待できるものもあり、風邪やインフルエンザが流行する冬場は特に安心できるかもしれません。
ちなみに、我が家では、各年のペースで2人いる息子のどちらかがインフルエンザにかかってしまいますが、家庭内で家族にうつったことはなく、どうやら加湿機能付きであることが要因ではないかと考えています。というのも、インフルエンザウイルスは低温で乾燥した環境を好み、活動が活発になるからです。その意味では、加湿機能付き空気清浄機は、冬場は特に強い味方となってくれそうです。
そして「におい対策」。
室内で動物と一緒に過ごす環境や、タバコを吸う方がいらっしゃる場面では、より効果を感じられるのではないでしょうか。
我が家の空気清浄機は、においセンサーなる機能がついていて、においを感知すると赤いランプが点灯し、一時的に“強”運転に切り替わります。そのことに興味を持った息子たちが、空気清浄機にお尻を向けて「プッ」とおならをしては、即赤ランプに反応するのを見て爆笑しています。なんとも大変情けないエピソードではありますが、私としては、彼らの臭いによる被害に遭うことがなく、その度に「お!さすが空気清浄機!」と感心していたりします。
最後は「空気の循環」。
簡単にいうと、空気清浄機が部屋の空気を動かしてくれている、ということです。これは冷暖房中にありがたい効果。サーキュレーターほどではありませんが、上層に溜まる温かい空気や下層に滞りがちな冷気を循環させ、部屋の温度を均一にするのを助けてくれます。快適な空間になる上に、結果的にエアコン代の節約にもつながるとなると、まさに一石二鳥です。
いかがでしたか?家庭で活躍する空気清浄機は、大勢の人が集まる場所や、小さな子どもや高齢者の方が過ごす施設などでは、より心強い存在となって大活躍してくれるのではないかなと思います。
個人的な感想が大半の検証になりましたが、リアルな“クチコミ”として参考にしていただけましたら幸いです。