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電動ハンマー使用時の手の保護

time 2019/09/30

当社がレンタルしているマキタ(Makita)製の電動ハンマー SDS・マックスの使用時における、手の保護についてお伝えします。


image by amazon

 
軍手を使う?使わない?

この電動ハンマーの手で持つところはやわらかいため、かなり手触りがよくなっています。そのため、とくに手がざらざらになることはありませんが、ただ、どうしても、強い振動を起こす電動ハンマーをずっと使っていると、使い慣れていない方は両手の親指の付け根あたりの皮がめくれて、これはこれでとても痛いです。

手の持つところの接写
写真では分かりづらいかもしれませんが、手の持つところはわりと柔らかいです。

「じゃあ軍手をはめて」と思うのですが、取扱説明書には、「使用中、軍手など巻き込まれる恐れがある手袋を着用しないでください」と書かれています。どこに巻き込まれるかと言うと、下記の図のマルで囲っている箇所です。

差し込む箇所の接写

ここは電動ハンマーにブルポイントやスコップを差し込む箇所であり、電源をオンにして地面に設置させるとここが上下に振動します。たしかに巻き込まれなくもないかなとは思いますが、実際の使用感としては、普通に使うぶんには、ブルポイントやスコップを差し込でいる箇所に触れることはありませんし、(巻き込まれる気マンマンで)手で触れないと、巻き込まれることはないのかなあと感じます。

ですが、取扱説明書に書かれている注意事項は、メーカーの考え方にもよりますが、起こりうる事故、あるいは過去に実際に起きた事故を基にして作られているはずですので、その意味ではやっぱり軍手は使わないほうが無難だと思います。

軍手を使うのであれば、気をつけて使ってください、というのが当社の実際の使用感からのアドバイスになります。
と言いつつ、私(ロームの代表者)は軍手をはめて使っています。

軍手を使わないとして、親指の付け根の皮がめくれてしまう対策としては、何のウルトラCもありませんが、事前にテーピングをしていただくと解決します。

それと、手の保護という意味では、電動ハンマーを地面に接触させて穴を掘るとき、振動がそこそこ大きいため、もし手首を傷めている方であれば、リストバンドなど、手首を保護していただくと円滑です。

 
腰と上腕二頭筋に結構「くる」

電動ハンマーは長さが46cmで重さが5kg、ブルポイントやスコップは長さが40cmで重さが1kgです。

差し込むぶん少し短くなりますので、電動ハンマーにブルポイントやスコップを差し込むと、長さ合計が約75cm、重さ合計は約6kgとなります。

実際の使用感としては、長さが75cmですと、けっこう前かがみになって使うことになり、また重さが6kgと「重い」とは思いませんが、ずっと使用していると「ちょっと重いかな」と感じます。

そのため、前かがみの体勢と「やや重」を理由に、腰と上腕二頭筋に結構きます。
上腕二頭筋のほうは、筋トレをしている気分になり、「いい筋肉がついたらいいな」とむしろ楽しみな気持ちになります。腰のほうは「使い痛み」が出てはいけませんので、休憩しながらのほうがいいかなあと思います。

 
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代表者 西山