ヘッジトリマーで草刈りでき、ません。
厳密には、やろうと思えば気持ち一つですが、極めて不十分ですので草刈りに用いないほうが賢明です。
ヘッジトリマーは、主に生垣の整形に使用される電動ツールであり、その設計と機能は、これらの目的のために特化しています。
一方で、草刈りの作業に使用する場合、以下のような理由から非効率的であり、推奨されません。
1. 刃の設計: ヘッジトリマーの刃は、木の小枝や葉を切断するように設計されており、地面近くの草を均一に刈るための形状ではありません。このため、草刈り作業に使用すると、刈り残しやムラが生じやすくなります。
2. 態勢の限界: 地面から生えている草を刈ろうとすると、刃の部分を地面近くに充てなければなりませんが、ヘッジトリマーの設計上はそれをやろうとすると、使用する人が中腰で両手は地面すれすれの水平に位置させなければならず、態勢に問題があります。
3. 安全性の問題: 2の態勢の限界は置いておいて、無理やりにでも使おうとすると、地面近くでの使用は、なにせ刃を地面に水平になるようにするため必然的に顔や両腕が地面に近くなり、石や他の障害物との接触リスクが高まり、怪我をする可能性があります。
4. 耐久性: 草刈り作業にヘッジトリマーを使用すると、設計された目的以外の使用により、機械の寿命が短くなる可能性があります。
生垣をバリカンする用途ですからね、当然ですよね、というお話です。
これに対して、草刈り機や鎌は、草を刈る目的で設計されており、以下の利点があります。
1. 効率: 草刈り機は、大面積の草地を迅速に均一に刈り取る能力があります。鎌は、特定の場所や形状の草を効果的に刈るのに適しています。
2. 取り回し: これらのツールは、草刈り作業を念頭に置いて設計されているため、操作が容易で、刈り残しを最小限に抑えることができます。
3. 耐久性: 正しい使用とメンテナンスを行えば、これらのツールは長持ちします。
以上の理由から、草刈り作業にはヘッジトリマーを使用するのではなく、草刈り機や鎌を使用することが、より効率的で安全であり、推奨されます。