レンタルのローム 担当者ブログ

ビジネス・教育・福祉のシーンで活躍しているレンタルのローム 担当者のブログです。

Home » 日日是好日 » ペットボトル 除湿「効果なし、意味なし」とは言えないが

ペットボトル 除湿「効果なし、意味なし」とは言えないが

calendar

ペットボトルで室内の除湿をする方法があるらしい。

 
やり方は、とても簡単で、

・水を入れたペットボトルを凍らせる
・凍ったペットボトルをお部屋に置く
・結露してくる。それこそが室内の湿気。それをタオルで拭きとる
・タオルで拭きとる行為を繰り返す

 
というものです。
 

 
少し専門的に言えば、

空気中には水分が含まれていて、それが多いと湿気っぽく感じます。

で、空気に含まれる水分量には上限があって、気温が高くなるとその上限が上がりますが、気温が低くなるとその上限も下がります。(最大水蒸気量とか飽和水蒸気量とか言います))

凍らせたペットボトルは、そこだけ急激に気温が下がっていますので、空気に含まれていた水分が含まれない状態になり、ペットボトルの外側に付着するわけです。

ペットボトルで除湿する方法は、空気の最大水蒸気量の増減を利用したものになります。

ペットボトル 除湿の事実1「効果なし とは言えないが」

肝心の効果ですが、「効果なし!」と断定して言うことはできませんが、ほとんど効果は得られないのではないかと思います。

ペットボトルで除湿をする方法自体は正しいのですが、室内の湿度を下げるくらいまでやろうとすると、2リットルのペットボトルが何本も必要になり、そこに出た水分をを逐一タオルで拭いていくとなると、それはもう、タオルで拭くだけの毎日が続き、タオルで水分を拭くためにこの世に生まれてきた(笑)、くらいの状態になります。

仮にそれを続けられたとして、湿度が下がったとしても、お部屋を空けた瞬間、湿気は入り込んできます。

ペットボトル 除湿の事実2「湿気の特徴が最大の障壁」

また、最大の障壁は湿気の特徴です。

上記で触れたように、気温が高ければ最大水蒸気量の上限が上がり、気温が低ければ最大水蒸気量の上限は下がります。

ペットボトル 除湿をする時期は梅雨やそれ以降の夏場だと思いますが、この時期は、気温が高い=最大水蒸気量の上限が上がっています。

お部屋を開けた瞬間に、湿気が入り込んできて、空気はその湿気をたっぷりと貯金ならぬ貯湿します。

この時点でお部屋の湿気はペットボトル 除湿をする前の状態に戻っているか、または、それに近い状態になっています。

「振り出しに戻る」です。

 
結論

「効果なし」「意味なし」とまでは言えませんが、ペットボトルで除湿をする行為は、ものすごく徒労感を感じるだけで終わりそうな気がします。

 
 

加湿器 リース オフィスはこちら
https://www.roumu-p.com/humidifier/
 ※除湿器ではなく、加湿器です。

folder ヘッジトリマー・生垣バリカン

No Image

more...