加湿器肺炎とは、加湿器由来の肺炎です。
カビや化学物質などを繰り返し吸い込むことでアレルギー性肺疾患になることがあります。加湿器から放出されたカビなど加湿器に由来する肺炎は、“加湿器肺炎”とも言われ、場合によっては重篤な症状につながる場合もあります
引用:
News Up 加湿器で肺炎!? 正しく使って | 新型コロナウイルス | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210302/k10012893861000.html
水を入れるタンクを綺麗にしていない期間が続き、カビが発生したり、レジオネラなどの菌により、それを加湿器を使用することで放出されるということです。
当社は医療機関ではありませんので、当社の知っている範囲内でお伝えしますと、加湿器に水道水以外のものを入れて使うことで、カビや細菌の発生を招きますので、アロマや次亜塩素酸などは本当にダメで、あと、意外や意外、天然水もダメで、水道水である必要があります。理由は簡単で、混ぜ物をするとカビやすいからであり、天然水は水道水のように消毒されていないため、やはりカビやすいからです。
というご説明をさせていただくと、
加湿器肺炎にならない加湿器
はないのかなと考えるのが人の道。
一応はあるにはあります。
加湿器の加湿の仕組みには、ざくっと、水を蒸発させるタイプと、水を気化させるタイプの2種類があります。
前者は、要はフタ開けっぱなしのポットです。象印です。または、やかんon the ストーブと同じです。
後者は、濡らしたタオルに扇風機で風を当てて水を気化させる方式です。
違いは分かりにくいのですが、前者ではカビが空気中に放出されず、後者では放出されると言われています。
(※これは正しいのですが、当社は医療機関ではありませんので、言い切るのはよくないと思っています。ご自身で裏取りしてください)
であれば、前者を使えば加湿器肺炎の心配はありません。
しかし、です。
要はフタ開けっぱなしのポットです、やかんon the ストーブです。
オフィスや会場、保育施設・福祉施設で、常にグツグツ・シューッと言ってるポットや、シュンシュンお湯が沸いているストーブを使えますか?という問題が出てきます。
ご家庭であれば、ポットと加湿器の間のような加湿器が市販されていますので、それを用いることができますが、せいぜい「もち」は2時間程度です。しかもグツグツ・シューです。
オフィスや会場、保育施設・福祉施設で用いるのは現実的ではなく、やはり気化式を用いるのが現実的です。
そもそもの話なのですが、加湿器肺炎は、 加湿器を使う=肺炎になる のではなくて、
不衛生なまま加湿器を使うとカビが発生して、それを吸い込んじゃうと肺炎になる
ということですので、気を付けるべきは、加湿器のお手入れを忘れないこと、という結論になるかなと思います。
日頃から綺麗にお手入れしておきましょうという、なんだか、ものすごく当たり前のお話になりました。